陰陽・五行学説について~陰陽編

※これは2020年11月23日のブログ記事をお引越ししてきた記事です※

こんにちは!すーじーです

今回は、中医学の考え方の1つである「陰陽五行学説」について。

これは、「陰陽説」と「五行説」という2つの学説が合わさっているものです。

中医学の大元の考え方は、物事はすべて「気」から成り立っているというもの。
そこにあるもの、ここにあるもの、神羅万象すべてに「気」が宿っていて
この「気」が様々なものを動かしているという考え方です。

人間の中の「気」のことを「精」と呼ぶこともあり、
先天の精・後天の精 に分けられます。
先天の精は、もともと生まれ持ってきたもので
後天の精は、空気や食べ物から取り入れるもの。
~前回のブログで冬は”腎”に気を付ける、と書きました。
 この”腎”が、これら精を蓄える機能を担っています~

そして、この「気」には「陰気」と「陽気」があり、
世界は陰と陽という相反する二つの要素から成り立っている、という
考えが「陰陽学説」になります。

例えば、自然界での陰陽の例としては
「天と地」「太陽と月」「昼と夜」「上と下」「動と静」etc…
これら全部、陽と陰の関係。
そして、陰陽はいつも対立し、だけどお互いが存在しなければ自分も存在せず
絶えず動いていて一定の枠の中で量の変化を生じ、一方が極まれば転化する
という性質をもっています。

たとえば、昼と夜。
昼=陽の時間。でも、反対の「夜」という概念がなければ、
だれも、これを「昼」とは呼ばない。
そして、「昼」はずっと続くわけではなく、太陽が沈み、あたりは暗くなり
だんだんと夜に近づいていく。
陽の時間から陰の時間へ。
同じ時間の中で、陰と陽の割合がだんだんと逆転していき、
やがて、陰の時間が訪れる。そんな様子を表しているのがこの陰陽太極図です。

だけど、それぞれ、対極した丸点が中にありますよね。
これは、100%「陽」にも「陰」にもならない、という意味だそうです。
極まっても、いつでも、ほんの少し、相手の要素を含んでいる。
だからこそ、陰陽は回り続けるのだとか。

この図は、一日の陰陽にも、一年の陰陽にも、当てはめることができます。
季節は、上の図を四つに割って当てはめます。

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