秋の養生~五臓の「肺」とは

久しぶりのブログ更新になってしまいました。

気がつけば、9月もほぼ半分過ぎましたが、まだまだ気温の高い日が続きますね(今日はいくらか涼しいですが)

それでも、日中の温風の中に秋の気配を感じはじめ、夏空の中にも秋の表情が見え始めました。

日が落ちるのも早くなってきて、季節は確実に秋へ。

これからの季節は「陽」から「陰」へ移行していき、気温も下がり、空気も乾燥していきます。

外へ外へ!の開放的な性質から、内へ内へ!の閉鎖的な性質へ。(閉鎖的っていうと、ちょっと暗い感じ?💦)

イメージ的には、余って溢れていたものが、足りなくなって補充していかねば!って感じでしょうか。

秋は「肺」が傷つきやすくなるので、肺をいたわる生活を心がけます。

また、今の季節は、暑い夏に体の外に出て行ってしまった【水】や【気】を補う事も大事。

中医学でいう五臓の「肺」は、一身の【気】を司り、体の中の【水液】を調節する働きを持っています。

呼吸をする事で、食べ物からの栄養(水穀の精微)と気を広く全身に行きわたらせ、また綺麗な気を「腎」に送り込み

不要となった水分を降ろす役割もしています。

規則正しい呼吸により【気】を全身に巡らす事で、他の臓の働きも助けていくのです。

ただ、この「肺」は五臓の中で唯一、鼻と口から外気と直接つながっているため、邪に侵されやすい脆いやつなのです。

肺が傷つくと、咳や鼻水や痰が出たり、喉が痛んだり、カサカサ皮膚になったります。また嗅覚異常も。

(新型コロナウィルスで嗅覚異常が出るのも肺が侵されるからなのかぁ~と納得する私)

そんな「肺」をいたわる秋は、肺を潤す食べ物を中心に、気温に合わせて湿を取り除くものや肺を温めるものなど

秋のはじまりと終わりでは、それぞれ組み合わせる食材も変わっていきます。

次回は、秋のはじまりとおわりでおすすめのフルーツについてお伝えしたいと思います

※これは2020年10月10日のブログ記事をお引越ししてきた記事です※

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